活動報告:2020年4月の住友不動産からの通告

   当会では3月に住友不動産と話し合いの機会をもちました。また代表と日立製作所とも話し合いましたが、「工事計画」に変更はなく、2020年5月11日から日立目白クラブ内の樹木伐採と塀の遣り替え工事が行われる旨の通告がありました。

活動報告:2019年12月10日の住友不動産の説明

日立目白クラブ塀沿いの樹木伐採

マンション北側駐車場出入り口に通じるメイン道路は、車のすれ違いが出来るよう道路幅を6mに拡幅する必要があります。

住友不動産は、日立クラブの北側 西側沿いの道路を6mに広げるために、日立製作所から塀沿いの土地を70cm幅で取得済みです。

拡幅工事後は、新宿区に無償譲渡することが決まっています。

道路拡幅のため、日立クラブの塀を遣り替えるのですが、塀沿い内側にある30本の樹木が工事の邪魔となるため、塀、樹木の所有者である日立製作所と住友不動産が打ち合わせた結果、西側のイチョウの木一本を残してすべて伐採し、新しい木を植える方針になったとの説明がありました。

住友不動産が行った30本の樹木診断で、樹木の移植は不可、又は困難という結果資料が当日配布されました。

最新の活動報告

・10月1日(火)18時半より、目白ヶ丘教会集会所にて、住友不動産、前田建設との話し合いが行われました。(住民20名、区議会議員2名参加)


8月に「守る会」が提出した要望書への回答は、以下のとおり、極めて厳しいものでした。


約3時間の話し合いで、参加者から多くの不安や不満を投げ掛けましたが、住友不動産側には、私達近衛町住民の要望に応じる姿勢がありませんでした。


【「守る会」提出要望7項目への回答】

(1)工事名「下落合計画」に(旧学習院昭和寮跡地)を追加。
❌追加しない。

(2)周辺環境に見合ったマンション規模、戸数の再考。
❌既に戸数削減した。事業計画があるので、これ以上の戸数削減はない。

(3)駐車場出入口 北側、西側2カ所設置によるリスク分散。
❌西側への駐車場出入り口設置は検討しない。


(4)周辺樹木の伐採を最小限とし、緑を守る。
❌10月より階段横の竹やぶを含む、南側と西側斜面の樹木伐採を始める。
敷地内17本は伐採、東斜面の桜を含む2本は移植する。
日立クラブ北側道路拡幅工事に掛かる高木は伐採になると思う。日立製作所の所有物なので相談して決める。


(5)おとめ山公園に通じる水脈を破断させない。
❌水脈への影響はないとの説明があったが、根拠が不明確だった為、既に実施した9本のボーリング調査による水脈調査結果を提出するよう依頼した。井戸が枯れる事も懸念しています。



(6)自然豊かな住環境に寄与する計画の提示。
❌提示なし。
電線地中化については、公道上に変電設備を置く余地がないため、実現は難しいと考えている。1キロ5億円の工事費用がかかる。

(7)日立目白クラブの塀と門扉のやり変え工事内容決定前の住民説明。
(協議中)門扉は壊さない。塀のやり変えは日立製作所と打ち合わせている。来年5月から工事開始。やり変え工事については決定前に「守る会」に説明する。                                                           

活動報告

住友不動産は8/1、工事現場に「中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づく標識「建築計画のお知らせ」を設置しました。


8/2(金) 、8/4(日) には、本条例に定められている、住民向け説明会が実施されました。

住友不動産は新宿区に対して、説明会参加者名簿、住民の要望等を、書面にて報告する義務があります。


 当会代表は両日の説明会に出席し、「守る会」の趣旨にご賛同頂きました皆様を代表し、「要望書」を住友不動産 住宅分譲事業本部 部長代理に直接手渡しました。

日頃は『目白ヶ丘幼稚園周辺の交通安全・環境を守る会』の活動にご協力いただき、あらためてお礼と感謝を申し上げます。
 
 7月13日(土)の集会後の活動状況をご報告申し上げます。

1. 署名運動
皆さま方のご尽力のおかげをもちまして、近隣住民の方のみならず、目白ヶ丘幼稚園の父兄からも多くの署名をお寄せいただき、19日(金)9時現在で 618筆の署名が集まりました。
 今回の署名にご協力いただきましたことに、心より御礼申し上げます。
 
 
2.建築士の方へのご相談
13日の住民集会以降、一級建築士の方お二人とのご縁をいただきました。
専門家から見たマンション計画、今後の住友不動産との交渉に向けて、貴重なご意見、アドバイスを頂戴いたしました。
「守る会」にとっては心強い限りです。
 
3.マスコミ対応
TBS 系列の番組「噂の!東京マガジン  噂の現場」宛に『地下室マンションの是非 ~合法だけど、これっていいの?~』のタイトルで、17日(水)に文書にて投稿いたしました。

4.東京都への相談
19日(金) 9時〜東京都 建築指導課の新宿区担当者を、代表他3名で訪問しました。相談に対する都の見解は以下のとおりでした。
(1)東京都としては、建築基準法に適合しているマンションならば承認する。住友不動産に対して意見を言う事はない。
住民の要望を踏まえて設計変更するかは、住友不動産の考え次第。
(2)東京都としては、車両出入り口に関し、住友不動産が北側設置プランを出して来たので、法的に問題ないと回答したまでで、それ以上の事は言っていないし、北側でなければダメとの指導も行っていない。
住友不動産から西側設置プランの提出があれば、あらためて検討する。
(3)住民から東京都に「紛争調整の申出書」の提出があれば、住民と住友不動産の話し合いの間に入る。ただし強制力はない。
 
5.新宿区への相談
19日(金) 11時〜新宿区 建築調整課を、代表他3名で訪問しました。相談に対するアドバイスは以下のとおりでした。
(1)建築基準法に適合しているマンション計画に住民が反対しても、デベロッパーには建築する権利がある。
(2)他の同様のケースから、デベロッパーと対峙するのではなく、住民の要望に少しでも応えてもらう、話し合いを重ねる中で良好な関係を作った方が得策ではないかと考える。
 
なお、野頭議員、 小野議員と共に、東京都、又は新宿区へ働きかける取り組みは、一旦保留としております。
 
6.住友不動産との話し合い
お寄せいただいた情報によると、住友不動産は7月末から8月上旬に、「中高層条例に基づく標識」を設置し、第4回目の住民向け説明会を実施した後、東京都への建築確認申請を12月までに完了、着工するスケジュールを考えている様です。
 
「守る会」といたしましては、今後、618筆の署名をバックにして、一級建築士の方にもご同席いただきながら、住友不動産との打ち合わせの場を作って行く予定です。
 
先ずは、7月25日(木)18時より、住友不動産、前田建設との話し合いの場を設けました(教会2階集会室にて) 
どなたでも参加できる場といたします。
住友不動産への不明点の確認、個別の要望等を伝えたい方は、この機会にご同席ください。 
設計図、建築模型を見ながら建築計画の全体像を把握し、一層の戸数削減、駐車場出入口の移転等を含めた設計変更、地盤掘り起こしによる水脈破壊、周辺樹木の伐採などの自然破壊、交通安全確保などを、ひざ詰めで話し合って行く予定です。